秋の空

相変わらず今日も暑いですが、朝、家を出た時の空は、「秋の空」だと感じられました。青の色が少し深みを帯び、澄んでいて、流れ散っている雲の様子も、また秋ならではのものでした。

 もちろん、様子は日に日に変わります。昨夜は妻が、「外で虫が啼いている」と言いました。私の身のめぐりでは、昨日今日になってようやく実感した「秋のおとずれ」です。これから一直線に秋本番となるのではなく、また真夏そのもののような日の揺り戻しがあったりして、だんだんと季節が移ってゆくのでしょう。

  汽車去りてまた虫の音のすだくなり秋まぢかなる倶利伽羅峠   漂情

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